医療法人ハートアンドオンリー 様

医療法人ハートアンドオンリー様は「がんで亡くなる人・苦しむ人を一人でも多く減らしたい」という理念のもと横浜市・青葉区の「たまプラーザ南口胃腸内科クリニック」と、福岡市・天神の「福岡天神内視鏡クリニック」の2院を運営されています。代表の平島徹朗医師は「苦しさと痛みに配慮した内視鏡検査」を広く実践され、「病気にならない予防医療」、「薬に頼らない生活習慣の改善」にも精力的に取り組んでおられます。

この度、ハートアンドオンリー様のYouTube『胃と腸の健康解説 内視鏡チャンネル』の登録者数が10万人を達成されました。FunTreのマーケティング支援を受けられて、チャンネルがどのように成長していったのかを伺いました。

YouTubeは視聴者の『信頼』を築くコミュニケーションツール

平島先生

ーーどんな目的でYouTubeを運営されていますか?
平島医師:〇〇を食べれば痩せるとか、〇〇だけ食べれば健康になるとか、卵は1日に1個しか食べてはいけないなど・・・ネットやテレビなどで語られる健康情報は間違っていたり、誇張されたりすることがとても多いと感じていました。ですので、YouTubeは私のクリニックに来られる患者さんに”健康に役立つ正しい情報”をお届けしたくて始めました。来院された患者さんに、ドクターが話す動画を作って、そのURLをお渡しできればいいなと思ったのがきっかけです。開始当初はチャンネル登録者数などはあまり気にしていませんでした。

ーーマーケティング支援を受ける前と後ではYouTubeのアカウントはどう変化しましたか?
平島医師:始めは登録者数300人くらいで、1〜2分の短時間の動画ばかり作っていました。簡潔にまとめてあって飽きない動画のほうがいいと思ったからです。しかし、コンサルティングを受ける中で、動画は8分以上の方が広告がつきやすいとか、視聴時間(視聴維持率)が大切であるなどの基本的なアドバイスを受けて、時間や視聴維持率を意識しながら動画を作ってみました。すると視聴される時間が長くなり、「おすすめ」に出るようになって登録者数が伸びていきました。

次に、動画の企画と内容について改良しました。YouTubeのアルゴリズムは、類似のチャンネルと同じような内容の動画をアップすると、両方とも「おすすめ」にあがってお互いの再生回数があがっていきます。そこでFunTreさんと一緒に他のライバルチャンネルの分析、リサーチをして、その動画を参考にしながら内容を考えていきました。すると、ひとつの動画が200万回再生を突破しました。このバズった動画に引っ張られて、他の動画の再生回数も伸びていき、結果的にチャンネル登録者数も伸びていきました。

私は本もいくつか出版していますが、本は1度読まれたら終わりなのに対して、YouTubeの動画はアップして時間がたっても何度も観られ、再生回数が後から伸びていくので、より資産性があると感じています。

ーー御社は動画投稿を開始されて2年以上欠かさずに投稿を続けられています。続けるうえでの苦労や、継続するモチベーションは何なのか教えてください

平島先生

平島医師:私のクリニックには5人のドクターが在籍していますので、その5人で分担して動画を撮っているのが大きいと思います。私ひとりだったら続かなかったかもしれません。また、YouTubeで時短するためのテクニックや続けるための考え方をコンサルティングで教えてもらったのも良かったです。継続していくモチベーションは、もちろん視聴回数や登録者数、動画へのコメントが増えていくことです。チャンネルが伸びていく様子がわかりやすいグラフでわかるのが大事ですね。また、診察室で、「いつも先生の動画を観てます!」とか、「タメになるいい動画ですね!」と患者さんから直接言っていただけたことも大きいです。

ーー現在のYouTubeチャンネルが売り上げや集客への効果等ありますでしょうか?
平島医師:私のクリニックで乳酸菌のサプリメントを作って販売しています。市販されているものは、乳酸菌の数などが少ないなど医師の目から見て納得がいかないものばかりだったので、自分達で作りました。この乳酸菌サプリの売り上げがYouTubeのチャンネル登録者数と完全に連動していて、ものすごく伸びています。

それから、私のクリニックの患者さんは、横浜院には関東全域や東北・北陸からも来院され、福岡院には九州全域のみならず関西の方からも来院されています。通常、診察圏は2〜3kmという狭い範囲なのですが、当院には広く全国から患者さんがきてくださっています。これはYouTubeで情報発信を続けることで診療圏が広がり、距離が関係なくなっているからだと思います。

現在では、ただの情報にはほぼ価値がないと感じています。一方で信頼している人が言っていること、信頼している人がおすすめする情報には価値があると思います。YouTubeを続けていくことは、まさに信頼を得て、信頼貯金をしていることにつながっていると確信しています。

ーー今後の展望と可能性について教えてください。
平島医師:人間の腸は免疫の7割を担っています。腸の環境を整えることは免疫力アップが期待され、癌の予防や風邪・胃腸炎などの感染症、アレルギー予防などにつながります。我々が作っている1日1兆個の乳酸菌がとれるサプリを摂っていただくことで腸の環境が良くなり、健康に良い影響を与えると思います。現在、乳酸菌サプリのサブスク会員様が2000人以上いらっしゃいますが、もっと沢山の方に広まって、もっと多くの方々が健康になることが目標です。具体的にはサブスク会員数1万人を目指していますが、YouTubeのチャンネル登録者数と完全に比例して伸びてきているので、YouTubeを頑張って、登録者数20〜30万人のチャンネルに成長すれば、達成できると考えています。

ーーー弊社のマーケティング支援が役に立ちそうな企業にへのメッセージをお願いします。
平島医師:これからのYouTubeは、信頼を勝ち得るサービスを持ったチャンネルしか生き残れないのではないかと考えています。専門性があったり、教育できるような知識を持っている個人・企業が、FunTreさんと組んで、YouTubeの細かなテクニックや伸ばし方を学べば大成功できると思います。

■医療法人ハートアンドオンリー
代表 平島徹朗医師
公式サイト:https://www.tamapla-ichounaika.com/