【令和7年度】福島県 商工労働部 経営金融課様
地域活性化事業 | DX伴走支援・生成AI活用支援・セミナー / 研修企画運営

福島県より、「ふくしま中小企業者等DX伴走支援事業業務」を受託し、県内中小企業・小規模事業者を対象とした「ふくしまDXチャレンジ」事業を2025年9月から2026年3月にかけて実施しました。生成AI・ノーコードツールの実践活用をテーマに含むセミナーから、専門家による個社伴走支援(33社)、DX進捗診断、オンデマンド学習、成果発表会「ふくしまDXアワード2025」を通じて、DXへの理解促進から実践・定着、成果の共有までを一体的に支援しました。
5つの施策を一体的に提供し、県内3エリアでセミナーを開催

本事業は「普及啓発」「DX進捗診断」「伴走支援」「オンデマンド学習」「成果発表会」の5つの施策を軸に、県内企業のDX推進段階に応じた支援を展開しました。「はじめの一歩セミナー」「DX基礎セミナー」「DX応用セミナー」の全3種・計9回を中通り・会津・浜通りの3エリアでの会場開催やオンラインで実施。申込者に対する平均参加率は約82%、アンケートによる全体平均満足度は84.0%でした。DX応用セミナーでは生成AIの活用事例やビジネスモデルの変革を取り上げ、「AI活用について、具体的なユースケースを交えた解説が分かりやすかった」といった声が寄せられました。
33社への専門家による伴走支援、AI活用による業務効率化事例も

各企業の課題に対し、専門家が現場に即してDXの実践・定着を支援する「伴走支援プログラム」を、業務効率化DX・経営変革DXの2つのプログラムで計33社に提供しました。現場へのヒアリングによる課題整理から、ツール選定、運用設計、導入・定着までを一貫してサポート。参加企業へのアンケートでは、回答した企業の85.7%が「大変満足」「満足」と評価しました。手計算で丸1日かかっていた作業をAI音声入力ツールの導入で短時間にした食品小売業の事例や、紙ベースの受発注業務をデジタル化して転記ミスをゼロにした卸売業の事例など、生成AIやデジタルツールを活かした具体的な業務改善が各社で生まれました。
DX進捗診断で現状と変化を可視化し、オンデマンド学習で継続を支援

企業のデジタル化の状況や個人のデジタルスキルを把握できる「DX進捗診断」(企業向け・個人向け各30問)を、事業期間中、Web上で提供しました。診断結果は、伴走支援の方針を企業と共有するための資料や、オンデマンド学習の推奨講座の提示に活用。伴走支援を受けた企業の診断スコアは軒並み上昇し、成果発表会に登壇した5社の平均スコアも支援前と比較し伸長。学習面では、ノーコードツール活用や生成AIの基礎などをテーマにしたオンデマンド講座を60種類以上提供し、時間や場所を問わず学習を続けられる環境を整えました。
成果発表会「ふくしまDXアワード2025」で最優秀賞を選出



2026年3月には、伴走支援企業の成果を共有する「ふくしまDXチャレンジ成果発表会」を会場とオンラインを併用して開催し、県内企業の100名以上が参加しました。基調講演「DXが地域企業を強くする」に続き、5社が成果を発表。「ふくしまDXアワード2025」では、DX推進室の役割を再定義し、新規事業20案の整理・体系化と事業ロードマップの作成に取り組んだ福浜大一建設株式会社が最優秀賞を受賞しました。工場内管理職の残業時間を月間10時間削減した株式会社原町サインや、AI音声入力で受発注業務を効率化した横田商店など、4社が優秀賞に選ばれました。発表会のアンケートでは、回答者の93.3%が「満足」以上と評価。開催後も、特設ページの閲覧数と事例紹介動画の再生数がそれぞれ目標を上回り、県内企業への波及効果も着実に広がっています。