高知県商工労働部産業デジタル化推進課 様

高知県商工労働部産業デジタル化推進課の課長様に、高知県の現状をヒヤリングさせていただきました。

産業デジタル化推進課が行っている事業

高知県商工労働部産業デジタル化が行っている主な事業に「高知県中小企業デジタル化促進モデル事業」があります。

中小企業に対して、デジタル化計画の策定・実行支援、社内の人材育成までを一貫して行い、県内の中小企業がデジタル化に取り組むきっかけとなるモデル事例を創出するのが狙いです。現在、県内企業から選抜された、モデル企業5社がデジタル化に取り組んでおり、高知県の未来を担うモデル事例を創出しています。その成果と過程を県内に広く普及することにより県内企業のデジタル化の促進につなげています。

高知県への、企業誘致・事業所の設置を進めていくには、企業間の連携・協力が必要

現在の問題点としては、県人口が減少傾向であること、また県内の事業者の大半は小規模事業者であり、大企業の参入が少ないことが挙げられます。

県としては、大手やIT企業などを誘致しようとする動きもあるようですが、主要都市から遠いという地理的な問題が壁となっており、より積極的な誘致の活動が必要とのことです。

そんな中、県ではいろいろな政策を実践しようと試みており、企業誘致とまでは行かなくても、企業の事業所を県内に設置する際に様々な独自の支援策を設けています。

例)家賃半額分を県が負担、新規で創業する場合にかかる費用の半額を県が負担、など。

県外から企業を誘致し、高知県の発展に繋げるには、これからも支援が必要ですが、今後の展開としては、今実験的に高知県へ来ている企業が何社かあるので、その企業と協力し、企業関連携を図ってもらうことで県への誘致を進めていきたいと、展望を聞かせてくださいました。

現地では、誘致した企業との挨拶会を兼ねて、実際に来られた企業を紹介し、訪問を行うなど、今後に向けた交流を行っている様子が見られました。